インドネシアのEコマースは、ビジネスチャンス

Business Indonesia

インドネシアのスマートフォンの普及率は90%近いです。
ほとんどの人がスマホを持っていると考えてもいい位に普及しています。
暇さえあれば携帯を触っています。
ワッツアップやフェイスブックが大好きで普段の会話のように使用しています。
現地で何かしらの情報発信やセールスをするときは、このSNSをうまく活用するのがよさそうです。

成長率が著しく伸びているインドネシアのEC市場


2018年、インドネシアのEC市場成長率は78%で、
東南アジアの他の国を押さえて伸び率1位となりました。
インターネット利用者の86%がECサイトの利用経験があるとのデータもあります。

2020年時点でインドネシアにユニコーン企業(創業10年以内非上場で時価総額10億ドル以上のスタートアップ企業)は4つあります。

配車サービスの「GO-JEK」
Eコマースの「Tokapedia」
Eコマースの「Bukalapak」
トラベルテックの「Traveloka」

4つのユニコーン企業の内、2つがEC企業であることからもインドネシアのEC市場の大きさがわかります。
インターネット利用者、スマートフォン所持者の増加も相まって拡大し続けるEC市場。インドネシアでのEC市場拡大の要因と課題、インドネシアで人気を博しているECサイトについて詳しく解説します。

インドネシアのEC市場急発展の要因

Googleの調査によると、東南アジアのデジタル経済、特にEC市場においては今後も堅調な伸びをみせることが期待されています。
インドネシア、ベトナムの2か国が成長を牽引し、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポールのデジタル経済も今後益々伸びていくとの見方です。

インターネット利用率の増加

インドネシア人は、1日に4時間48分スマートフォンを利用しています。
世界平均3時間14分と比較しても利用時間が長いことがわかります。
インドネシア国内のインターネット利用者数は、2018年は9,520万人で2017年と比べ13.3%の伸びを記録。今後もその数は現在も増加しています。
2023年のインターネット利用者数は1億5,000万人を超えるとの見方もあります。
このインターネット利用者数の増加とともに、EC市場も成長を遂げています。
インターネットにアクセスする人の内、75%がスマートフォンからのアクセスで、
またECサイトへのアクセスの70%がスマートフォンからというデータからも明らかです。

電子マネーの普及、決済方法の多様性

元々インドネシアではECサイトでの買い物を行う際の支払い手段として、ATMからお金を送金する方法が主流でした。
ですが、金融サービス庁が2019年に発表したデータによれば、インドネシアにおける銀行口座保有率は60%と、まだまだ低い状況です。
ここ数年で増加傾向にあるものの、それでも尚、銀行口座の保有率の低さはEC市場の発展の足かせになっていました。
しかし、現在ではATMでの送金という従来の方法から、電子決済にシフト。
一番多い支払い方法は、全体の37%を占めるインターネットバンクやモバイルバンクでの支払いです。
また、最近急速に拡大する電子マネーでの支払いも増え続けています。
こうした変化は、銀行口座、クレジットカード保有率が低いインドネシアにおけるEC市場の拡大に大きく貢献しています。
その他にも代引き支払いが可能であるなど多様な支払いができるようになってきたことが大きな要因の1つです。

インドネシアEC市場発展の阻害要素となる課題

インドネシアのEC市場は今後、更なる発展が見込まれています。
しかし、解決しなければならない課題も数多く山積しています。

・インターネットアクセスが地方によってばらつきがある
・安全性、偽物の商品の販売
・配達の時間と費用が効率的ではない
・交通インフラの投資が大きいこと

インドネシアで人気のECサイト

インドネシアには人気のECサイトがいくつかあり、ユニコーン企業も含めインドネシア経済に大きく貢献しています。

インドネシアで人気のECサイトランキング
まずは、インドネシアで人気のECサイトランキングを見ていきましょう。

インドネシアで人気のショッピングサイト

2018年のインドネシアのEコマース市場規模は、前年比78%増の72億米ドル(約7,700億円)となっている。
Eコマースを利用するのは、20代から30代のミレニアム世代が最も多く、その中でも女性が多い。
ECサイトで購入頻度は、一月に一回と3ヶ月に一回が半数以上となっている。
ECサイトで購入する商品は、衣料品、化粧品、家電製品が主なものである。
消費金額は、350万ルピア(約3,800円)が全体の50%を占めている。
地域で見ると、ジャカルタとスラバヤなどの都市部での購入率が高い。

ただし、ECサイトを使った詐欺も多いことから、オンラインで商品を購入することに対する不信感はまだ強く、地方都市に行くほど購入率は低くなっているようです。

これから日本のように宅配物流や商品品質が安定していけば、インドネシアでのオンラインビジネスの分野は無限の可能性があります。

では、ECサイトやSNSなどを含めて、彼らは、オンライン上で、どのような商品を購入しているのでしょうか?

衣料品・化粧品

インドネシアでも女の人はおしゃれが大好きです。頭にヒジャブ(ムスリムの女性の被り物)をつけながら、服は現代風で驚かれる方も多いです。
もちろん、服だけではなく、お化粧や身の回りの装飾品バッグやアクセサリーなども気にします。男性もオシャレに気を遣う点に要注目です。

電化製品

モールには中古や新品の電化製品がずらりとならんでいますが、日本と変わらない値段です。スマートフォンなどの新しい機種なら日本より高く売れている感じがします。
電化製品といえば、やはり「made in Japan」です。一時期の日本製品全盛時代よりもブランド力が弱くなったとはいえ、まだまだ日本製品への信仰があついようです。

まとめ

インドネシア向けに商品を輸出するビジネスを考えている場合、
衣料・化粧品・電化製品に付随するものを選ばれるといいと思います。

ここでご紹介した分野に関連するビジネスをされている方は、ぜひ、インドネシア市場を検討されることをお勧めします。

ポイント

・インドネシアは2億7000万人を超える人口大国、2030年には3億人を超えるかもしれない。
・ 今後、可処分所得などが増えるため、Eコマースでは大きな市場になる可能性が高い
・インドネシア市場を攻略するときのポイントは、ムスリム
・インドネシアにおいては、まだ「日本製品」が人気