ジャカルタMRTは交通渋滞緩和できるか

Indonesia

MRTとは

ジャカルタ首都特別州政府が出資するジャカルタMRT(Jakarta Mass Rapid Transit)社が運営する、インドネシア初の地下鉄です。2019年3月から運転開始しました。

ジャカルタ名物の交通渋滞!

ジャカルタ首都圏の人口は3000万人を超え、郊外の人口の伸びに伴い郊外からジャカルタ中心地域への交通量が増加している中、ジャカルタ首都圏の移動は道路交通に依存しており、深刻な交通渋滞とそれに伴う大気汚染が懸念されています。

朝晩の渋滞が悩みの種となっているジャカルタ。世界で最も渋滞が酷い地域の1つであり、1年間で経済損失は約100兆ルピア!約8000億円という試算結果があるほど。

これまで渋滞対策として、車のナンバーによるジャカルタへの乗り入れ制限や、バス専用車線の設置、大量輸送機関の開発促進、公共交通機関の支払いシステム統合といった措置が講じられてきました。

しかし、いずれも現在のところ劇的な低減にはつながっておらず、依然として渋滞は首都圏の経済課題とされています。首都移転の話もありますが、いつになるかわかりませんので、しばらくはこの交通渋滞に人々は巻き込まれ続けます。

MRTは交通渋滞緩和の切り札?

そこでMRTによる旅客輸送力の増強によって交通渋滞や交通環境の改善が期待されています。

現在、部分開業でグランドインドネシアや在インドネシア日本大使館そばのブンダランHI駅~レバックブルス駅15.7km、13駅が開通。

地下鉄といっても13駅中7駅は高架式なため地上にあります。現時点で地下を通るのはスナヤン以北の6駅の区間。北へ向かう時、ブロックMを過ぎてスディルマン通りに入るときに地下に潜ります。

今後ジャカルタコタまでの延長や東西線の建設も予定しています。

オフィス街から住宅街までを繋ぐMRTはとても魅力的!

インドネシアに進出している日系企業のオフィスが多くあるスディルマン通りは常に渋滞しており、MRTを使えば、スディルマン通りの北にあるブクアタス駅からブロックM駅まで、たったの15分!しかも時間1日中一緒です!

これまでできなかったジャカルタ市内南北の移動時間の計算ができてとても楽になりました。

通常、帰宅ラッシュとなる18時にタクシーで同じ区間を移動した場合、所要時間は1時間以上かかるときもあります。雨が降ると更に渋滞が激しくなります。

日常的に使えば移動時間の大幅な節約ができそうです。

駅も車内も日本式!

駅のエレベーターは、日本と同じで、急いでいる人のために片側を開けるよう表示があり、地下鉄のドアの前は整列乗車をするように線が引いてあります。


車内の様子ですが、椅子はプラスチックなので硬いですが長い間乗車しないので、特に不満はありません。

常にエアコンがガンガン効いているので、インドネシア人は涼むために乗車しているという噂もあります。皆さん地下鉄が珍しいらしく、スナヤンを過ぎてブロックAの手前で地上にでると、オー!といった声も出ます。

今後のMRTは

東西南北とMRT建設計画あります。まだまだ全線開通まで時間はかかるでしょうが、LRT(軽量高架鉄道)の開通が済めば、渋滞緩和が一層進み、ジャカルタの渋滞は過去のものになるかもしれません。

今のところジャカルタも急に発展してしまい、インフラ整備が間に合っていませんが、確実に数年前より便利で良くなってきていますし、街がだんだんきれいになっているように感じます。

 

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